4/30 ビーフケーキソロライブ「監禁トランポリオ」
出演:ビーフケーキ、井尻貫太郎
・OPコント
○オープニングVTR
・「どうそうかい」
・「穴」
・「代遺書屋」
・「プライバシー」
○ブリッジVTR
・「独り言」
・「アタリ憑き」
・「お引っ越し」
○エンドロール
○EDコント
(エンドトークはなく、そのまま幕が閉まり終演)
客入りの曲はビフケイベントでお馴染みのエリックサティの「グノシエンヌ第一番」
幕が開くと舞台は袖パネルに床が真っ黒に覆われている。そこに沢山の風船を持ったピエロがお辞儀をして暗転。
明転すると、いつもの舞台衣装にジャケットを着て黒い箱の上に乗っている近藤さんとそれを見上げる松尾くんが。
プロの嘘つきのおじさんと少年のお話。
近藤「嘘つきの方が正直だよ。正直者はたまに嘘をつくけど、嘘つきは嘘しか言わないよ。」
松尾「それも嘘なんでしょ?」
近藤「嘘だよ。」
松尾「嘘つき!」
近藤「いい事を教えてあげよう。」
松尾「どうせそれも嘘なんでしょ?」
近藤「オカマは冷蔵庫を使わないんだよ。」w
松尾「嘘つき!」
近藤「穴のコントはしないよ。」
松尾「嘘つき!どうせやるんでしょ!!」w
松尾くんが前を振り向き語り口調で
「今思えば、僕は人に干渉されたくなかったのかもしれない。」
おじさんが去ろうとした時、松尾くんに何かを手渡す。
松尾「ZAQなんていらないよ!」w
近藤「それ捕まえるのに1年もかかったんだ。…やっぱり返してくれ、昨日から事情が変わったんだ。」w
松尾「また1年かかるのかなぁ…」
近藤「…すぐに戻れると思うよ。」
松尾「嘘つき!!」w
おじさんが袖に消えていく。
語り口調で松尾「おじさんは次の日、大きな網を構えていた。」
○オープニングVTR
小島麻由美さんの「パレード」がBGMで、モノクロにエンドロールで使われる「暗い森のサーカス」のPVのアニメとサーカスの映像が組み合わさったものでした。
・「どうそうかい」
ひらながの同窓会。「5」のネタでお馴染みの頭に文字を付けるネタです。色々なひらがな達が来るので2人で何役も演じてましたね。途中でハプニングもありつつ…w 私は「ふ」のくだりが好きでした!プチ整形ならぬプチ修正w
・「穴」
毎回、ビーフケーキの単独では必ずタイトルにある「穴」。今回は「穴」の開いた本がテーマでした。近藤さんが「不思議の国のアリス」松尾くんが「ピーターパン」を朗読しようとするが、途中で穴が開いているので読めない。穴が開いた部分を、他の本の一部分をはめて読んでみると…?「不思議の国のアリス」の話が途中から「こころ」や官能小説になったりw 松尾くんが読んでた「ピーターパン」の途中が夏目漱石の「坊っちゃん」と合わさるのが不思議で面白かったです!
松尾「〜噛みちぎられてしまいましたー。」w
・「代遺書屋」
遺書を代筆してくれる代遺書屋(近藤)へ、松葉杖をついて松尾くんがやってくるが…
ビフケのネタでは珍しく松尾くんがボケというよりもアホっぽいネタでしたかね笑 松尾くんに振り回される近藤さんがすごく新鮮でした!
近藤「遺書を書くと言う事は、自殺ですか?」
松尾「いいえ、首を吊るんです!(満面の笑顔で)」
近藤「…それを世間では首吊り自殺と言うんですが…。」w
○ブリッジVTR
白い巨塔のオープニングテーマが流れて、医者が出術の準備をしている。そして、出術が始まろうとした時に出術台にいたのは「ぬ」w メスを入れると、血が飛びちったりしてリアルで…w 手術が成功したら、いきなり「アサヒ美容整形外科」のCMが流れて、「ぬ」が包帯を取ると「ぬ」から「の」に整形してましたw
・「プライバシー」
スーツ屋の店員の松尾くん。お客の近藤さんがスーツの試着をしたいと松尾くんに案内されて試着室に入るが、実はその試着室の中では… 松尾くんがカーテンを覗くとそこには獣の姿がw アルフというキャラだと事を後で知りましたが、アルフの頭は近藤さんの手作りぽくて、あんな少し大掛かりな小道具も近藤さんが作れるなんて思いませんでした。小道具まで作る近藤さんは本当に器用ですね!
・「独り言」
「プライバシー」のコントから転換の際に、ピエロがセットを運んで準備をしていくのですが床に残ったアルフの毛が気になってコロコロで掃除する姿が面白かったです笑
刑務所に捕まって、後ろ手に手錠をかけられている2人。これはタイトルでもしかしてとは思いましたが、途中の口ボクシングのやりとりが面白かったのであまり気にせずに見てたら、オチ手前で「あっ…」と急に現実へ引き戻される感じが何とも言えなかったです…松尾くんはずっとあのままなんですよね…
・「アタリ憑き」
神父の松尾くんの元に、悪魔が憑いて身に覚えがない事ばかり起こると言う近藤さんが除霊のお願いをするのだが…
近藤さんが憑いていたのは悪魔じゃなくて天使だったが、それは銀のエンゼルが500枚集まったから天使が憑いたそうw
天使の名前は「ミカエル」ミカエルに憑依した近藤さんの演技のギャップが凄かったですw
・「お引っ越し」
引っ越しの準備をするお母さん(松尾)と息子(近藤)。段ボールの中にいろいろな物を整理していくが…
段ボールの中にはひらがなの「つ」や穴の開いた本に銀のエンゼル500枚が入った瓶など、これまでのコントで出てきた小道具や関連した物が再び出てました!
そして、このコントは単独ラストのコント。これまでのビフケ単独のラストは…
近藤「ねぇ、それ何?」
松尾「首よ。」
近藤「お父さんも一緒?」
松尾「ええ、一緒よ。」
首を入れた段ボールをガムテープで止めて、2人で運ぼうとする。今まで見えてなかった段ボールの側面が客席側に見えた時、そこには「おとうさん」と息子が書いた字が…!
松尾「誰にも見られない様にね。」
近藤「うん!」
○エンドロール
BGMは「暗い森のサーカス」
最後の文字には「作 近藤貴嗣」と。
○EDコント
OPコントの続き。でも、OPコントから違った部分があり今度は2人がそれぞれ黒い箱の上に乗っていて、近藤さんはいつもの衣装に松尾くんはジャケットを着ていて衣装やセリフが逆の立場になっていました。
松尾「嘘つきの方が正直だよ。正直者はたまに嘘をつくけど、嘘つきは嘘しか言わないよ。」
近藤「それも嘘なんでしょ?」
松尾「嘘だよ。」
近藤「嘘つき。」
松尾「もっと!」
近藤「嘘つき!」
松尾「もっと!」
近藤「嘘つき!!」
その時、スクリーン上から色とりどりに大量のスーパーボールが降ってきて舞台を跳ねていき幕が閉まりました。
が予想以上に客席までスーパーボールが跳ねてしまい、それを心配した2人「大丈夫ですか!?」と言ってが幕の中から出てきてくれました!今まで演じていた2人のちょっとした素が見れて、思わずホッとしましたね…!
改めて単独の細かい感想を。私は特に「穴」と「アタリ憑き」が好きでした!いつも単独にある「穴」のタイトル、これまでの単独とピン・ユニットライブを合わせたら今回で恐らく7種類目の「穴」になると思います。「穴」のタイトルは変えずに、中身は全く違うものになっているのは凄いと思いますね!
EDコントの最後にスクリーン上からたくさん落ちてくる色とりどりのスーパーボールが、真っ黒な舞台を跳ねていく演出はとても綺麗で素敵でした…!これまで単独の最後にはタイトル名に沿った事をしているのなら、トランポリンのようにスーパーボールが跳ねていく様子が「トランポリオ」なのかなと…!
単独が終わって少し経った後にフォロワーさんとお話をする気が機会があって教えてもらった事なのですが最後のあの演出、単独を見に行ってた芸人さんみんなが「凄かった」と言っていたらしいです…!芸人さんからも言ってもらえたように、見た人をビーフケーキの世界観に入り込ませ魅せてくれます…!
実は彼らの単独を観に行くのは初めてでした。初単独の時からずっと行きたかったのですが、これまで仕事の都合で行けなかったんです…なので単独のレポを色々と見て凄いといつも思っていましたが、舞台で観る単独の世界観は想像以上に引き込まれ、観に行けて本当に良かったと思える単独でした!
単独前日にセカンドに降格になってしまったけど、OPコントで近藤さんが「…すぐに戻れると思うよ。」言っていたのでそれを信じたいです!
次回の単独や2人がやりたい事をやれる様にこれからも、ビーフケーキを応援していきたいと思います!